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デバッグサポート
[MISC API]

m17n ライブラリユーザのためのプログラムデバッグサポート. [詳細]

関数
MCharTable *	mdebug_dump_chartab (MCharTable *table, int indent)
	文字テーブルをダンプする.
MFace *	mdebug_dump_face (MFace *face, int indent)
	フェースをダンプする.
MFont *	mdebug_dump_font (MFont *font)
	フォントをダンプする.
MFontset *	mdebug_dump_fontset (MFontset *fontset, int indent)
	フォントセットをダンプする.
MInputMethod *	mdebug_dump_im (MInputMethod *im, int indent)
	入力メソッドをダンプする.
int	mdebug_hook ()
	エラーの際に呼ばれるフック関数.
MText *	mdebug_dump_mtext (MText *mt, int indent, int fullp)
	M-text をダンプする.
MPlist *	mdebug_dump_plist (MPlist *plist, int indent)
	プロパティリストをダンプする.
MSymbol	mdebug_dump_symbol (MSymbol symbol, int indent)
	シンボルをダンプする.
MSymbol	mdebug_dump_all_symbols (int indent)
	すべてのシンボル名をダンプする.

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説明

m17n ライブラリは、そのユーザが自分のプログラムをデバッグするために、以下の機能をサポートしている。

• さまざまな情報のプリントを制御する環境変数。
  • MDEBUG_INIT -- 1 ならば、M17N_INIT() が呼ばれた時点で、ライブラリの初期化に関する情報をプリントする。

  • MDEBUG_FINI -- 1 ならば、M17N_FINI() が呼ばれた時点で、まだ解放されていないオブジェクトの参照数をプリントする。

  • MDEBUG_CHARSET -- 1 ならば、m17n データベースからロードされた文字セットについての情報をプリントする。

  • MDEBUG_CODING -- 1 ならば、m17n データベースからロードされたコード系についての情報をプリントする。

  • MDEBUG_DATABASE -- 1 ならば、m17n データベースからロードされたデータについての情報をプリントする。

  • MDEBUG_FONT -- 1 ならば、選択されてオープンされたフォントについての情報をプリントする。

  • MDEBUG_FONT_FLT -- 1 ならば、Font Layout Table のどのコマンドが実行中かについてのをプリントする。

  • MDEBUG_FONT_OTF -- 1 ならば、OpenType Layout Table のどの属性が実行中かについてのをプリントする。

  • MDEBUG_INPUT -- 1 ならば、実行中の入力メソッドの状態に付いての情報をプリントする。

  • MDEBUG_ALL -- 1 ならば、上記すべての変数を 1 にしたのと同じ効果を持つ。

• 種々のオブジェクトを人間に可読な形でプリントする関数。詳細は関数 mdebug_dump_XXXX() の説明参照。

• エラー発生時に呼ばれるフック関数。mdebug_hook() の説明参照。

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関数

MCharTable* mdebug_dump_chartab	(	MCharTable *	table,
		int	indent
	)

関数 mdebug_dump_chartab() は文字テーブル table を stderr に人間に可読な形で印刷する。indent は２行目以降のインデントを指定する。

戻り値:

この関数は table を返す。

MFace* mdebug_dump_face	(	MFace *	face,
		int	indent
	)

関数 mdebug_dump_face() はフェース face を stderr に人間に可読な形で印刷する。 indent は２行目以降のインデントを指定する。

戻り値:

この関数は face を返す。

MFont* mdebug_dump_font

(

MFont *

font

)

関数 mdebug_dump_font() はフォント font を stderr に人間に可読な形で印刷する。

戻り値:

この関数は font を返す。

MFontset* mdebug_dump_fontset	(	MFontset *	fontset,
		int	indent
	)

関数 mdebug_dump_face() はフォントセット fontset を stderr に人間に可読な形で印刷する。 indent は２行目以降のインデントを指定する。

戻り値:

この関数は fontset を返す。

MInputMethod* mdebug_dump_im	(	MInputMethod *	im,
		int	indent
	)

関数 mdebug_dump_im() は入力メソッド im を stderr に人間に可読な形で印刷する。indent は２行目以降のインデントを指定する。

戻り値:

この関数は im を返す。

int mdebug_hook

(

void

)

関数 mdebug_hook() はエラーが起こった際に呼ばれ、何もせずに-1 を返す。デバッガ内でブレークポイントを設定するために用いることができる。

MText* mdebug_dump_mtext	(	MText *	mt,
		int	indent,
		int	fullp
	)

関数 mdebug_dump_mtext() は M-text mt を stderr に人間に可読な形で印刷する。 indent は２行目以降のインデントを指定する。 fullp が 0 ならば、文字コード列だけを印刷する。 そうでなければ、内部バイト列とテキストプロパティも印刷する。

戻り値:

この関数は mt を返す。

MPlist* mdebug_dump_plist	(	MPlist *	plist,
		int	indent
	)

関数 mdebug_dump_plist() はプロパティリスト plist を stderr に人間に可読な形で印刷する。 indent は２行目以降のインデントを指定する。

戻り値:

この関数は plist を返す。

MSymbol mdebug_dump_symbol	(	MSymbol	symbol,
		int	indent
	)

関数 mdebug_dump_symbol() はシンボル $symbol を stderr に人間に可読な形で印刷する。 indent は２行目以降のインデントを指定する。

戻り値:

この関数は symbol を返す。

エラー:

MERROR_DEBUG

MSymbol mdebug_dump_all_symbols

(

int

indent

)

関数 mdebug_dump_all_symbols() は、すべてのシンボルの名前を stderr に印刷する。 indent は２行目以降のインデントを指定する。

戻り値:

この関数は Mnil を返す。

エラー:

MERROR_DEBUG

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